11月18日、区割り改定法の成立にあたって地元で記者会見を行いました。内容は以下の通りです。
「本日国会において、いわゆる区割り改定を行う公職選挙法改正案が成立いたしました。これにより本県は小選挙区数がこれまでの6から5へと変更になり、「宮城県第5選挙区」は新しい「新4区」と「新5区」に分割されることになりました。
小選挙区制度が導入され約30年。この間、私は96年の第1回選挙から昨年まで9期連続で当選することが出来ました。しかし残念ながら12月28日に施行されることをもって宮城5区は無くなります。
1票の格差解消を考えればやむを得ないことですが、東日本大震災など自然減だけではない要因で大幅な人口減少となり、このことが定数の削減につながったと考えれば残念でなりません。私は大変複雑な思いでこの区割り法に賛成いたしました。長きにわたってこの選挙区の皆さんと交流し、喜怒哀楽を共にしてきた身としては、自らの身体が引き裂かれるような思いであります。
今後、新しい区割りで次の総選挙への対応が求められますが、私としては後援会や連合をはじめ多くの支援団体などの意見をよく聞いて、対応を決めたいと思っております。
決定するにあたって、故郷である石巻地方のことを考慮しなければならないと思っております。石巻地方はこれまで戦後一貫して地元出身の国会議員を輩出してきました。しかし、新しい区割りは人口バランスから言っても石巻地方は厳しい状況におかれ、今後国会議員を出し続けることが難しくなるのではないかと憂慮しております。石巻地方の声を今後とも国会に届けていかなければならないと思っております。
そのことを念頭に、最終結論を出していきたいと思っておりますが、当面はそれぞれの地域の後援会に事情を説明し、そののち来月中に党の県連幹事会を招集し、私の意向を伝えたいと思っております。