石巻市と南三陸町の境にある「神割崎」では、岩と岩の間に松の木が引っかかったため撤去作業が行われました。
神割伝説・・・
その昔、この場所には長清水村と十三浜村がありました。ある日、この浜に大きな鯨が打ち上げられましたが、両方の村には境がはっきりしていなかったことから、この鯨の取り合いになり三日三晩争い続けました。その三日目の夜、この地は落雷を伴う豪雨に見舞われ、この浜にあった岩が真っ二つに割れ、鯨も二つに割られていたといいます。
両村の人々は、神様が岬を割り、いさかいの仲裁をしたのであろうといって、この割れ目を村境としたと伝えられており、今日も南三陸町と石巻市との境界になっています。
10月下旬には、岩の間から昇る日の出と荒波がしぶきを上げながら押し寄せる様は迫力満点で、多くのファンが訪れます。